「会社が終わったのにあの時の怒りが消えない」
「休みの日まで怒りを引きずってしまう」
「怒りを同僚や友達にもぶつけてしまう」
日々働く中で蓄積するストレスに悩む方は年代を問わず多いのではないでしょうか?
ストレスが蓄積してしまうと身体への悪影響は数え切れないほどあります。
例えば、精神的苦痛から生じるうつ病や身体の痛み、白髪の増加、肌のたるみ、睡眠不足などです。
更に悪影響は雪だるま式に大きくなって、生きている気力さえ失いかねません。
そのため、ストレスを原因を突き止め、的確に解消することは非常に重要です。
原因を理解せずに間違った解消法をしてしまうと、結局ストレスは解消されず、逆にストレスがたまってしまう恐れもあります。
こんにちは。
食品業界の開発職としての経験は10年以上、ストレスフルな経験から転職経験のある、ヒゴです。
この記事では、職場でのストレスの具体例と原因を紹介し、効果的なストレス解消法を解説します。
ストレスがたまりやすい人の特徴
皆さんの周りに怒られているのに、何事もなかったかのように働いている同僚っていませんか?
同じ怒られ方でも自分だったら精神的に落ちるのに、なぜか動じない同僚。
そんなストレス耐性のある同僚に憧れていた過去の私ですが、どんな特徴があるのでしょうか?
下記に「ストレスがたまりにくい人」、「ストレスがたまりにくい人」の特徴5つをそれぞれ挙げました。
(1)周りの目が気にならない
(2)適当主義
(3)素直
(4)交友関係が広い
(5)切り替えが早い
(1)周りの目を気になる
(2)完璧主義
(3)頑張り屋、我慢強い
(4)交友関係が狭い
(5)切り替えが遅い
ストレスがたまりやすい特徴が複数当てはまる方が多いのではないでしょうか?
しかし、あなた自身をストレスが溜まりにくい性格にすぐに変えることはできません。
まずはストレスがたまりやすい自分の特徴を理解することがストレスと向き合う第一歩だと私は考えています。
うわぁ、ストレスがたまりやすい特徴のほとんどが当てはまってる。。。涙
でも性格を変えるのは難しいわよね。そのままの自分を受け入れて、自分にあったストレス解消方法を探すのが良さそうね。
職場におけるストレスの要因
職場で感じる様々なストレスですが、原因は様々です。
厚生労働省が実施する労働安全衛生調査(令和3年)の結果によると、労働者の53.3%が仕事や職業生活で強い不安やストレスを感じているとのことです。
不安やストレスの要因の内訳は下記のような結果となっています。
正社員の場合「仕事の量、仕事の質、失敗や責任」が上位となっています。
古い習慣が残る企業のように「残業するのが当たり前」「上司の責任が部下にふってくる」そんな企業でストレスが多いことが容易に想像できますね。一方で「雇用の安定性」は、終身雇用が当たり前の日本の社会ではストレスの要因と感じる方は少ないようです。
契約社員の場合「失敗や責任、対人関係、仕事の量」が上位です。
正社員と比較すると全体的にストレスの割合は低いですが「失敗や責任」の割合が高いことから、職務外の仕事や理不尽に責任を押し付けられたりといった場面が想像できますね。
以上の結果から、時代とともに働き方も少しずつ変化しているのに、その変化に追いつけていない企業と私たちが働く企業に求めることのギャップにストレスを感じているように感じます。
特に前項で説明したストレスを感じやすい人の場合、完璧主義や頑張り屋ということもあり、自分一人で仕事を抱え込んでしまい、対人関係が少なく、ストレスのはけ口が少ない傾向にあるのではないでしょうか?
行き場のないストレスの蓄積は、更に悪い方向へ自分で考えてしまう負のスパイラルのようなものです。ストレスに対して正しく対処することの重要性が改めて分かるような調査結果でしたね。
仕事で強いストレスや不安を感じている人って53.3%もいるんだね。自分だけでなくて、多くの人が同じようにストレスに悩んでいるってことには驚いたよ。
働き続ける限りは、ストレスとは離れられなさそう。だからストレスと上手く付き合っていく方法が重要になってくるわね!
ストレス別の考え方と解消方法
暴飲暴食のように一時的にストレスを解消する方法はいくつもありますが、結局、同じストレスが何度も降りかかってくるため、私はオススメしません。
ストレスを解消するには各種ストレスの根本的な原因を取り除くことが重要です。
下記では具体的な対処方法を紹介していきます。
対人関係によるストレスの場合
就職や転職で新しい環境となった時、周りの同僚と仲良くなるのは難しいですよね。
年齢、性別、性格といった様々な要素が関係し「なんだかこの人苦手かも」と思うことも多々あると思います。
学生までは、居心地の良い人と友達になり一緒に過ごしてきたかもしれませんが、社会人になるとそうはいきません。
そのため慣れた職場環境であっても身近に苦手な人が存在することは仕方がないことです。更に一度、苦手だと意識したらそのイメージが定着し、毎回気まずい思いをすることに、、、
対人関係によるストレスは「自分と価値観や意見が異なる人が存在する」という状況を受け止めることができないことが原因だと考えられます。
自分と同じ考えを持っていない人がいるとなんだか居心地が悪いのと一緒です。
あなたの価値観は、子供の頃から今に至るまでの様々な経験や環境により形成されています。当然、育った環境はそれぞれ違うため、価値観も違って当たり前です。
ここで重要なのは「長い年月で身に染み付いた価値観を変更するのは困難」ということです。
したがって対人関係のストレス解決方法は「苦手な人とは距離を置く」ことが大切です。
苦手な人と業務的に関わる場合も、お互いにわかり合うことが難しいことを理解し、最低限のコミュニケーションでOKと思うだけで心が楽になります。
実際、苦手と感じる本人と勇気を持って話してみることも重要だと私は思います。
人は誰でも勘違いしやすい生き物です。苦手意識を持つ人でも、一度しっかり話してみたら意外に印象が変わることがあります。いきなり話す機会を作るのは難しいかもしれませんが、月日をかけて少しずつ会話を続けることも重要です。もしそれでも苦手と感じるのであれば、距離を置けばいいだけなので、リスクは小さいです。
仕事の失敗や責任によるストレスの場合
仕事を失敗して怒られることは誰にでもあることです。
しかし理不尽に怒られたり、怒られる際の口調によっては、精神的に受けるダメージが大きく、「自分は役に立たない存在だ」と自分を否定してしまうこともあります。
上司としては、そこまで強く言っていないつもりかもしれませんが、ストレスを感じやすい人は、特に言葉をダイレクトに受け取る傾向にあるので注意が必要です。
仕事の失敗や責任によるストレスの解消方法は下記の流れで考えていきます。
Step 1 自己肯定
まず小さなことでもいいので、仕事で自分なりに工夫したことを考えてみましょう!
例えば「前回の仕事では○○だったから、今回は△△の方法に変えた」のように対比をすると考えやすいでしょう。
重要なのは「あなた自身で考えて仕事をやった結果、今回は残念ながら失敗してしまった」ことを洗い出すことです。あなたは十分にチャレンジしている。そのことをまずは認めてあげてください。
Step 2 相談
ストレスを感じやすい人は、自分ひとりでモノゴトを解決したり、責任を抱え込んだりする傾向にあります。決してそれが悪いわけではありませんが、無理にすべてをひとりで抱え込む必要はありません。
そのため上司や先輩に相談することが重要です。失敗の原因についてアドバイスをもらうことや、責任を感じていることを相談するだけで、相手も状況が分かり、仕事量の調整やサポートが得られるかもしれません。
Step 3 受け止め方を変える
怒られた際の受け止め方を変えてみましょう!通常「怒られる」ことは自分が否定されているように感じるかもしれませんが、同時に自分に否があったこと(できなかったこと)を気づかせてくれる場面でもあると思います。
つまり怒られることは、成長につながるアドバイスを貰っているのと同じだと考えることはできないでしょうか?もちろん怒られているのでムッとするのは仕方ないですが、受け止め方を変えるだけで負の感情からプラスの感情へ変化するはずです。
自分がやったことを認める!ひとりで抱え込まないで誰かに相談する!怒られているときはアドバイスをもらっていると考えてみる!どれも重要な考え方だね!
それぞれは簡単なことかもしれないけど、意識してやっていけばストレスマネジメントができそうだわ。
仕事量が多くストレスを感じる場合
終わりが見えない仕事量で長時間働くのが当たり前の職場では「周りが働いているから自分も同じように仕事をしないと!」と考えてしまいがちです。
このようなブラック企業にありがちなストレスフルな環境にいると肉体的にも精神的にもダメージを負ってしまいます。
言うまでもなく、根本的な原因は会社にあります。
過度な仕事量に対するストレスの解消方法は次のようなことが考えられます。
自己主張をする
ストレスを感じやすい人は、自己主張をするのが苦手です。つまり仕事の頼みをきっぱりと断ることが苦手な傾向にあります。
そのため勇気を持って「嫌なものは嫌だ」と仕事を断ることが重要です。
周りの目が気になったり、今後の人間関係に影響したらどうしよう、といった不安があるのも事実です。しかし第一歩を踏み出さないと何も変わりません。
自己主張をすることでなにか不具合が発生するのであれば、その時に考え直せばいいだけです。
転職活動を始めましょう
今は昔と違い、同じ会社で働き続けることが当たり前の時代ではありません。つまり複数の会社を渡り歩くことが普通になりつつあります。
ブラック企業で労働環境が悪いのであれば、さっさと転職することをおすすめします。
転職活動を通じて、自分の価値を再確認することで、他社でもやっていけるという余裕を持つことができますし、余裕があれば所属している会社と仕事量の調整など交渉することもできます。
例えば、自分の命が尽きた時。自分の葬式に【今いる会社の仲間で来てほしくない人】が1人でもいるなら、私からすればあなたは転職顕在層です。仕事のストレスはほとんどが人間関係からくる。ストレスを感じる相手との関係を改善するより、環境を変えた方が早いことが多い。
— ますもと@ブラックなヘッドハンター (@masumoto_tg) March 7, 2023
下記におすすめの転職エージェントのリンクを貼っておきますので、興味のある方は一度相談してみましょう。
まとめ
この記事では、ストレスの要因とそれぞれのストレスに合った解消方法を紹介しました。
(1)自分の価値観を否定しないこと
(2)自分の努力などを認めてあげること
(3)ひとりで抱え込まず誰かに相談すること
(4)怒られた時の受け止め方を変えてみること
(5)自分の意見を主張してみること
(6)転職活動を始めること
以上、この記事が多くの人が悩むストレスの解消について参考になれば幸いです。
コメント